浅野セメント二俣尾駅専用線 巨大なホッパー跡

1.概要
1929年、二俣尾駅から雷電山のふもとにかけて、石灰石を運び出すための専用線が設けられた。
この路線は1964年まで利用され、採掘された石灰石は二俣尾駅を経由して川崎の工場へと送られていたという。全長およそ500メートルほどの短い区間ではあるが、現在もレールや架線柱などの一部が当時のまま残されている。
2.実際に行ってみた

最寄駅は二俣尾駅。駅からすぐの山道に向かう。

この道を右に進んでいく。


山道に到着。ここから山登りが始まる。

最初の方は整備された道がある。



道の横にはレールが架けられている。

この道の先には古びたバイクがある。去年行った時はまたがることができたがもう無理そう。

基礎跡。

ガラクタが放棄されている。

続いてこの道を進んでホッパー跡を目指す。



ホッパー跡が見えてきた。



神秘的で美しい。

正面から撮影。

ホッパー跡の横には貯蔵施設跡のようなものがある。

続いてこの分岐点を右に進んで第二インクライン跡を目指す。

ここからは特に道が悪い。全身蜘蛛の巣だらけになるため注意!

この小屋跡を目印に真っ直ぐ急斜面を登っていく。

第二インクライン跡が見えてきた。

到着!

内部にはウインチ用の基礎が残っている。

中からは杉林が綺麗に見える。

さらに上を目指していく。

しばらく登ると、索道のワイヤーシーブがある。

最後に最初登ってきた場所とは違う下側のルートにある遺構を見ていく。



専用線の鉄橋。


転轍機のみが残されていて寂しい。
難易度:★★★☆☆
道が分かりにくく、間違えたら遭難の危険性もあるため注意が必要。
怖さレベル:★☆☆☆☆
この山を一人で登るのは少し怖いが、ホッパー跡やインクライン跡に心霊的な噂はないため安心だ。
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